PC講座 基礎編2【自分に合ったパソコンを探そう!】

①対応OSのバージョンを確認!
現在主流のOSはWindows10ですが、2021年10月5日にWindows11がリリースされ、中古市場にもWindows11搭載のパソコンが出回り始めています。
古いPCでもアップグレードはできますが、Windows11へのアップグレードは少しシステム要件(アップグレードに必要な条件)が厳しくなっています。
2023年1月10日にWindows8.1のサポートが終了となり、Windows10のサポート期限も2024年5月14日までと迫ってきています。(延長の可能性あり)
そこで、中古パソコン購入にあたって一つポイントが、このWindows11へのアップグレードが可能かどうかということです。
②CPUのスペックを確認!
パソコンを選ぶときには、パソコンの「脳」ともいえるCPUのスペックが重要です。
現在販売されているパソコンのCPUには、
「インテル」と「AMD」
の二つのメーカーが大半を占めています。
一般のPCに多く使用されるインテルのCPUでは主に、「Celeron」「Pentium」「Core iシリーズ」などがあります。
主流は「Core iシリーズ」で、その中でも
・廉価版の i3
・中位版の i5
・上位版の i7
・最上位版の i9
と、さらに細分化されています。
文章作成や事務作業・動画視聴の場合には、価格とバランスがとれている「i3」または「i5」をおすすめします。動画編集やゲームなど高負荷作業を行う方は「i7」以上を選ぶのが無難です。
ですが、
例えば古い世代のCore i7より新しい世代のCore i5の方が処理能力が高いという場合もあります。
このCPUの「世代」は現在では
Core i7-7500U
というように、Core i○-の後に続く数字の頭文字で判別できます。
例えば
Core i7-7500Uでしたら
Core i7-⑦500Uの頭文字、7世代CPUということがわかります。
基本的に、この数字が大きくなるほど性能が高くなります。
また、「Core iシリーズ」以外でも、予算と用途に合わせた選び方も重要です。
Celeronは、省電力・低価格が魅力のCPUです。
しかし、性能はCore iシリーズに比べるとかなり劣るため、多くのアプリを同時に動かしたり複雑な作業をしたりする用途には向いていません。
ですので、インターネット閲覧や文書作成などの簡単な事務作業、「軽いアプリを1種類しか使わない」など、単一の作業を行うパソコンに適しています。
*************
ここではCPU選びを簡単にするため、「型番」にフォーカスして解説しましたが、さらに性能を突き詰めたい方は「コア数」・「スレッド数」・「クロック数」などで性能を判断する必要があります。
ですが、少々深堀りしていく必要があるためこちらは別記事で解説していきます!
③ストレージの種類と容量を確認!
パソコンにはデータを保存するためのHDDやSSDのような補助記憶装置が搭載されています。このストレージはパソコン内で使うデータを保存するための場所で、WindowsなどのOSやソフトウェア、ユーザーが作成したデータなどほとんどが保存されます。
ストレージは容量が大きければ保存できるデータ量が増えますし、速度が速ければ読み込みや書き込みの速度が速くサクサク動作しますが、こちらも予算や用途によって選ぶことが良いでしょう。
「HDD(ハードディスクドライブ)」は従来から使われている記憶装置で、物理的に回転している磁性の円盤にデータを書き込む仕組みです。そのため作動音があったり、衝撃に弱かったりとモバイルには不向きな一面があります。また、HDDは、書き込みや読み込みの速度が比較的遅いため、OS(オペレーティングシステム)の起動やプログラムの起動などの処理が遅くなることがあります。ですが、その分大容量なものを安価で購入できるというメリットもあります。
「SSD(ソリッドステートドライブ)」はモバイルパソコンや高性能パソコンの主流です。「USBメモリ」と同じように、データをメモリ上に保存しておきます。HDDに比べて書き込みや読み込みの速度が非常に速く、OSの起動やプログラムの起動などの処理が高速に行えます。また、SSDは、耐久性に優れており、衝撃や振動に強いため、ノートパソコンやタブレットなどの携帯性が高いデバイスにも適しています。一方で、HDDに比べて容量が少ないことが多く、価格が高い傾向があります。
2010年に入ってからは、HDDとSSDを組み合わせた「ハイブリッドストレージ」という方式も採用されるようになっています。これは、HDDの大容量ストレージにSSDの高速アクセス機能をプラスしたもので、HDDとSSDの利点を組み合わせたストレージシステムです。
ただし、現在ではSSDの価格が下がり、容量が増えるにつれて、SSDのみの搭載が主流になりつつあります。
当店ではパソコン購入の際、オプションでSSDやHDDの増設・交換なども可能なため、是非そちらもご利用ください!
④メモリ搭載量を確認!
メモリは、パソコンのデータを一時的に保存するための部品です。
CPUが処理するデータを一時的に保存し、高速にアクセスすることができるため、処理速度が向上します。
メモリは現在作業中のものを中心に容量が使われていくので、例えばタブをたくさん増やしたりブラウザ・ソフトを複数起動したりする際に必要です。この容量が少ない場合、動作が重くなる原因となってしまいます。
メモリの容量が多ければ多いほど、大量のデータを扱う処理でも高速に処理することができますが、多すぎても作業内容によってはオーバースペックとなる場合もあるため、こちらも予算や用途によって選ぶことが良いでしょう。
当店の中古パソコンでより快適に利用したい方は8GB以上の製品をおすすめします。
オプションからも追加できますので是非ご利用ください。
⑤ディスプレイの状態を確認!
パソコンを選ぶときに、意外とおろそかにされのがディスプレイの性能です。
ディスプレイの解像度が低いと画面の粗さが目立ち、画面が狭く、暗く感じてしまいます。
とくに文章作成やプログラミングを行う方にとって、画面内の使える領域が小さいと不便を覚えることもたくさんあります。快適な作業を行いたい方は、「1920×1080」のような高解像度モデルを選択しましょう。
⑥その他・外観などの確認!
中古パソコンは、使用による傷や汚れがある場合があります。
外観の状態を確認し、気になる箇所があれば確認するようにしましょう。
当店では外観や状態を「S」、「A」、「B」、「C」、「訳あり」ランクで分類しております。
詳しくは【こちら】をご覧ください。
それ以外にも、サイズや重量、USBポートなどの各種接続ポートやグラフィックボード、カメラやBluetoothなど用途に合わせてパソコンをチョイスしていきましょう!
当店では皆様のパソコン選びをお手伝いしております。
「パソコン選びがめんどくさい。」「わからない。」という方は、是非当店のパソコン選び丸投げサービス【PCコンシェルジュ】をご利用ください!
タグ:
シェア: